本因坊算砂 VS 初代大橋宗桂(400年前の将棋w)【江戸時代の棋譜並べ#1】

今回は、江戸時代の棋譜並べをします。笑

江戸時代は1603年 – 1868年ですが、そのころから棋士は居て、プロとして対局していたんですねぇ。

1600年って、今から400年以上も前ですからね、、きっと面白い棋譜がたくさんあることでしょう。

といったところで、探しました結果、1618年8月11日に行われた対局で、本因坊算砂 VS 初代大橋宗桂なる棋譜が存在しました。ほぼ400年前…

大橋というのは当時の将棋家元という、その道の芸人的な家系だったようで、宗桂はその初代だったということですね。

一方で、本因坊算砂(ほんいんぼう さんさ)はどうやら囲碁も強かったようですね。俸禄を受けて家元本因坊家の始祖というエラーいお方でもあったようです。

ぶっちゃけ、よくわかりませんケドw

ちなみに両者の年齢ですが、この対局当時で初代大橋宗桂が63歳、本因坊算砂が59歳と高齢でした。

「人間五十年」といったように、当時は50歳が平均寿命だと考えられていたので、もはや仙人のようなポジションだったということは容易に想像ができますね。

さてさて、調べたらとまらなくて脱線してしまいましたが、以下に棋譜を紹介しますね。

本因坊算砂 VS 初代大橋宗桂

さて、400年前の棋譜はいかがでしたでしょうか。

ここから、図を入れて局面をピックアップしてみます。

序盤ですが、現代においてはまず見ないかたちですね。

この時代では、金銀の厚みで戦っていく将棋が多い印象です。

居飛車振り飛車共に中央思考、あるいは位取を狙っていくようなスタイルで、重厚さが感じられますなぁ。

しかし先手の構想はすごいですねぇ、、

このタイミングで仕掛けは早いような気がしますけども、歩を交換して得とみているのでしょう。

現代将棋においては、歩交換はむしろ一手損という認識が強まりつつありますので、ジェネレーションギャップを感じる一着です。

後手の構想もまた面白い。

そもそも一手足りてない矢倉をそのままに、玉頭を伸ばしていくなんて、普通は考えない手ですからね。

せめて7三銀を入れてからという気もします。

というか、振り飛車でこの形がまず見ないので、この場合の定石がわかりません。笑

こうして7筋を抑えた辺りは、後手が少し上手く指しているようにもみえますね。

こうなるとお互いに玉頭のねじりあいで勝負しようと考えるはずです。

9五の銀をどう使うのかが気になる展開ですね。

先ほどから数手進んで中盤、先手は自ら銀を捨てに行くすごい手順がでました。

瞬間的に銀のまる損ですからね。筆者くらいのレベルだと後手が少しだけ良いように見えますが…

しかし、銀をとられるよりも△6四角から△5三馬の方が大きい手なので、先手がやれるということなんですね。

いやはや、勉強になります。

無事に先手の馬が生還して、ひと段落ついたかという局面で出た▲6七金!w

なにをどうしたらこんなところに貴重な持ち駒の金を打ってしまえるんだと、、確かに玉は薄いですけど、いやしかし、、こういうもんなんですねぇ。

ソフトはこの局面で平凡に4四歩と取り込むのが最善だといっていますが、6七金打ちでもたいして評価は変わらず先手が有利だったので、ソフトもビックリな一着ということでした。

これは本局でも一番びっくりした一手です。

銀のタダ捨て、馬取りを放置して▲6四香!

一見、意味不明の手に見えますが、恐ろしいことに▲9二金△同玉▲9三歩以下の詰めろになっているんですねぇ

以下△8二玉には▲9二金△7三玉▲7四馬

これで後手は受けるしかなく、難解なものの先手がやれるという局面になりました。

しかし終盤、ここで先手に悪手が出ました。

一見して、▲8三歩成りは玉頭に迫る有力な一手です。

馬を取られたあとに▲6一銀打ちとでもすれば必死のカタチになるので、先手は詰まなければ勝ちだということだったのでしょう。

しかし、△8五銀と馬を取った局面は次の△6七歩成からの詰めろになっているので、▲6一銀では負け。

仕方がないので受けるも、その後一方的に攻められる展開になり、後手が逆転勝ちをおさめることとなりました。

それでは、本局をソフトで解析してみましょう。

本局の解析結果

ソフトとの一致率、悪手、疑問手はこんな感じです。

一方、形勢グラフはこんな感じ。

いや~、感動ですね。最後の悪手を指すまで、お互いに接戦だったとは。

どっかでお互いに悪手を指して、一気に不利になっているような変化があっても良さそうなものですけど、、

素晴らしいの一言に尽きます。

おわりに

400年前の棋譜並べはいかがでしたでしょうか。

個人的にはすごくおもしろかったので、今後もこういった棋譜を並べていきたいと思います。

あぁ、もっと記事を書きたかったですが、筆者は明日も5時起きで会社に行かなければなりません。

すでに睡眠時間が4時間30分を切っていますので、そろそろ寝ることにしますね。。

でも明日は金曜日、頑張れます。

それでは、また明日、残業が無ければお会いしましょう。笑

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